膠原病
当院では膠原病の専門治療を行っております。
膠原病・・・通常白血球は体内に侵入した細菌などを排除する働きを担っています。しかし、膠原病では自分自身の体の構成成分と反応してしまう白血球（リンパ球）や抗体（リンパ球が産生）が出現し、関節や各種臓器で炎症を起こしてしまいます。これらが病気の発症に関与しています。膠原病やその類縁疾患として、関節リウマチ・全身性エリテマトーデス・強皮症・皮膚筋炎・多発性筋炎・血管炎症候群・ベーチェット病・成人スティル病・シェーグレン症候群・リウマチ性多発筋痛症・仙腸関節炎が挙げられます。
膠原病の治療ではこの異常な白血球の働きを抑えるために、ステロイド剤や免疫抑制剤／抗リウマチ薬を使用します。治療の副作用として感染症・骨粗鬆症・糖尿病・白内障などがあります。膠原病ではひとりひとり、同じ診断名でも障害臓器・疾患活動性が異なるためきめ細かな治療の選択が必要となります。当院では関節リウマチに対し、レミケード・ヒュミラ・アクテムラ・エンブレル・オレンシアといった生物学的製剤を積極的に使用しております。生物学的製剤の長期使用により関節リウマチの骨病変がレントゲン上改善してくる例もあります。
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